お部屋を作る際には別部材同士を合わせて作っていくので継ぎ目のないくり抜いたようなお部屋はないかと思います。
建材同士の継ぎ目や入隅(二つの部材が内向きに入りあってできる角の部分「凹になっている角」のこと)出隅(二つの部材が外向きに出あってできる角の部分「凸になっている角」のこと)などに隙間が空いてきてしまいます。
巾木の継ぎ目、巾木とフローリングとの間、フローリングと見切り材や框のとの間、ドアの枠、階段や廻縁と例をあげればキリなく出てきますが、別部材同士の接地面なので乾燥によって部材が縮んだり、建物が動く事でにすき間ができますます。
ちょっと空いた隙間を気になり始めるとあちこち気になってきてしまいますよね。

隙間に補修材を充填して埋めることはできるのですが、部材の収縮や建物が動く事でまた隙間が空いてきてしまう事があります。
勿論埋めた物が押しつぶされてしまう事もあるかと思います。
木材ですと新築時から数年間お部屋の湿度などの変化によって収縮する事があり完全に動きが止まってから処理したほうが良いのですが、お客様にとっては毎日生活するうえで気になてしまうかと思います。
一軒のお宅に数年の間、隙間埋めに何度か伺わせて頂く事もあります。
お客様によって気になる度合いは違うと思いますが埋めたのにまた隙間が何故?と思わずに定期的にメンテンナンスするものだと思っていただければ良いと思います。