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ブログ 社員の力
接着作業は難しい (>_<)
2020.10.19
「接着剤でくっ付いてればいいから…」
現場で時折、耳にする言葉ですが、接着は簡単そうで実はとても難しい作業です。
物と物を接着するには、素材に合う接着剤の選択から、どのように押さえればズレなく圧着が出来るかという固定方法など事前の準備や知識が必要です。
意外と多く、ご相談をいただくのは、家具の脚折れや面材剥がれをお客様ご自身で接着をしてみたけれど、上手くいかなかったという内容。
使われた接着剤が合ってない場合は、そのままでは強度が保てない恐れがあるため取り外して接着をし直します。接着部分がズレていてもしっかりくっ付いている場合は更に補強をしてから成形をします。
いずれの場合も一度接着を試みた部分は補修範囲が広範囲になってしまう事が殆どです。出来れば破損した時点でご相談を頂ければ最小限のお直しが可能となります。
また、弊社では陶器の補修も行っておりますが、食器や装飾品などセラミック(磁器)の接着には特に厳密さが求められます。
セラミック(磁器)は木部と違い、接着した面に段差が出てしまった場合、容易に削り落とすことは出来ません。紙一枚の厚みのズレも命取りになってしまいます。
私たちが接着をする際は、接着剤の選択から固定方法まで綿密にシュミレーションをしてから行います。
しっかりと圧着がされた物は、また長く使用して頂けるようになります!
“簡単にくっ付いていればいいか”とあきらめないで、ぜひご相談ください(^ ^)
(社員M)