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ブログ 社員の力
キッチン扉の面材膨らみ
2024.01.06
キッチン収納の扉補修は、ご依頼頂くことが度々ある案件になります。
毎日料理をする場所ですから、新品のようなキレイな状態を維持し続けるのは、難しい場所だと思います。
それだけに傷や汚れが付きやすいので、ご相談も多く頂戴します。
内容は扉や引き出し前板の角傷や塗装の剥がれなど。1番多いのは面材の膨らみになります。
「どうしてこんな風になるの?」と聞かれることがあります。
膨らみの原因はやはり水分です
扉の取手やタオル掛けに濡れたタオルを掛けっぱなしにしていたり、そのタオルを使う過程で扉に水滴がついた状態にすると、垂れた水滴が角の継ぎ目部分に入ってしまい、膨らんでしまうのです。
これは素材によりますが、化粧シートが貼られたタイプの物に多く見られます。
シート自体に防水加工はされていますが、中の素材は防水でないものがほとんどです。
角の継ぎ目から水が入り込むと中の素材が水気を吸い、膨張してしまうのです。
こうなると、中の素材は乾燥して多少縮んでも、一度伸びてしまった外側のシートは元には戻りません。
キッチン周りのもの=水に強いというイメージがあるかも知れませんが、シンクやコンロ周りのような完全な防水加工なものではありません。
一時的な水濡れには耐えても、常時水に濡れるような使用の仕方は想定されていないので、耐水性はそこまで高くないのが現状です。
長く使うために気をつける事は、
- 濡れてしまった状態で放置しない!
- 濡れたらすぐに乾いた布で拭く!
これだけでも物の寿命が変わると思います。
くれぐれも濡れた布を掛けっぱなしにしないようにしましょう〜
(社員M)