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ブログ 社員の力
除菌ブームですが…(・・;)
2021.04.26
コロナに気をつけつつ生活をする中で、今や除菌剤は毎日欠かせない物になりました。
しかし
過度な除菌や適用場所を間違えてしまうと逆効果になる事もあります。
先日伺った現場でこんな事がありました。
補修箇所はフローリング。
フローリングに収納ボックスの底面が剥がれてくっ付いた状態に。
お客様に事情を伺うと、入居前にする筈だった消毒作業が間に合わず、お引っ越し後の家具が入った状態で行い、2、3ヶ月経ったところで収納ボックスが床にくっ付いて動かないことに気づいたそうです。
原因は、恐らく除菌剤に含まれている成分。
作業後に残った除菌剤が床のワックスに反応してしまった。
また、収納ボックスの素材が紙だったこともあり、溶けたワックスが時間が経つ事で固着してしまったと思われます。
作業はくっ付いた面材を剥がし取り、ワックスを部分的に塗布し直しました。
お客様に「元通りになって安心しました」と喜んで頂けました。
今回は時間を置いてしまった事によって過度な効果が出てしまっただけで、その場でしっかり拭き取れていれば問題はなかった筈です。
しかし、コロナ禍において消毒をする事が増え、こうした事故は起こりやすい状況になりました。
天然木や無垢材を使用した家具や建具にアルコール消毒をすると白く変色する事がありますが、これも同じ理由で、塗膜を溶かしてしまっています。
一度溶かして白化してしまうと何もしないで元には戻りません。
補修であれば全面塗り替えではなく、部分的にお直しすることは可能です。お困りの際はご相談ください。
(社員M)