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金継ぎの仕上げ方法について ②

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金継ぎの仕上げ方法について ②

2022.09.01

金仕上げは陶磁器全般、色の種類や器の種類を問わず馴染みやすい仕上げ方法です。

 

茶系や赤系であれば色馴染みがよくなり、黒地であれば金色がよく映えて一味変わった仕上がりとなります。

また、白地や無地にヒビが入った破れ方であれば、その線に沿った金線が模様としても生きてきます。

ただ、金色なだけにその存在感が主張しすぎてしまうような大きな欠損部やデザインには不向きな場合があります。

 

銀で装飾する銀継ぎは金のような派手さはありませんが、控えめな印象の落ち着いた仕上がりになります。

 

破損部分を目立たせたくない場合や色馴染みのよい白磁や青系の食器と相性がよいです。

また黒系の器に用いれば渋い印象に仕上げることもできます。

 

最後に色漆仕上げですが、この方法は基本的に元の色味に合わせられるようであれば、おすすめできる方法です。

 

金や銀などの金属粉を蒔かないで色漆を塗り重ねて仕上げます。器の色や柄に合わせられれば一番目立たない方法と言えます。

 

どの仕上げ方法にするかは、その器を生まれ変わるデザインに左右される重要な工程です。

 

どの仕上げ方法をとるかは、出来るだけご希望に沿う形で進めていければと思います(^^)

 

 

(社員M)

 

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